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肘が痛い

肘が痛くてスポーツや作業ができない。肘が痛くてものが持てない。などの症状に悩まされている方も多いと思います。
当クリニックでは、理学療法士によるリハビリテーションと普段の生活指導や薬の服用に関する的確なアドバイスで、肘の痛みの症状改善に繋げます。
このページでは、肘の痛みが出現する代表的な疾患について紹介します。

上腕骨外側上顆炎

前腕の手関節伸筋(橈側手根伸筋)の繰り返す使用で、肘の外側の伸筋腱付着部に微細な損傷が生じて発症します。

症状

物をつかんで持ち上げる動作で、肘の外側から前腕にかけて痛みがでます。タオルを絞る動作などでも痛みがでます。
テニス肘とも呼ばれています。

治療

投薬加療、テニス肘用バンドで痛みを軽減させます。痛みが強いときは、ステロイド薬を使用した注射をします。日常生活動作で手首を手の甲側に反らす動作(背屈位)を繰り返し行うことや、背屈位を保持する動作は避けることが大切です。リハビリテーションでは、低周波などの物理療法と手関節のストレッチ、日常生活動作指導を行います。

肘内障

肘関節の輪状靱帯が橈骨頭から外れかける(亜脱臼)ことによって起こります。

症状

就学前のお子さんに多く見られるケガの一つです。転びそうになった子の手を引っ張ったり、道でごねる子の手を引っ張ったりした後に、急に痛がって腕を下げたまま動かさなくなります。転倒などの他の受傷機転で発症することもあります。

診断

受傷機転や症状から、肘内障が明らかである時は特に検査の必要はないですが、痛みが強かったり、明らかな腫れや変形があれば、骨折・脱臼を疑ってレントゲン検査が必要になります。

治療

外れかけた靱帯を整復します。整復後は特に固定の必要はなく、いつも通りに腕をつかってかまいません。ただ、繰り返すこともあるので、腕を引っ張ったりする動作には注意してください。

肘部管症候群

肘の内側にある尺骨神経が、何らかの原因で慢性的に圧迫や牽引が加わることにより発症する。肘関節の変形(老化や外傷など)による圧迫や神経を保持しているバンドによる圧迫などが原因になります。

症状

小指と環指の一部にしびれを認めます。進行すると手の筋肉がやせてきたり、小指と環指の変形をおこします。

診断

診察所見、肘の内側をたたくと小指、環指にしびれがはしるかどうか。また、レントゲン検査で肘関節の変形有無を確認します。

治療

投薬加療でしびれ症状の改善をはかります。効果が不十分だったり、進行して麻痺症状は強くなった場合は、手術治療になることもあります。

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